ホイール大径化について

画像は、新型プリウスのオプションの19インチホイールです。タイヤサイズは、195/50R19 88H。大径で細身のタイヤ。空気抵抗の減少、グリップ力の向上などメリットはありますが、タイヤの価格が高額になることが最大のデメリットになるのではないでしょうか。6月18日現在、同じタイヤ4本でネット価格94,644円です。ディーラー価格では15万円を超えるのではないでしょうか。旧型プリウスの195/65R15は50,320円です。その差44,324円。
新型クラウンは21インチホイールを選択できます。タイヤサイズは、225/45R21です。装着されるのはDunlop Sport Maxxという報道があります。6月18日現在のネット価格を調査すると、1例として、YOKOHAMA ADVAN dbV552が4本ネット価格196,000円。旧型クラウンの225/45R18サイズの同銘柄が72,000円です。その差124,000円です。経験上、ディーラー価格はネット価格の少なくとも1.5倍はあります。数年後、21インチホイールのクラウンユーザーがタイヤ交換の見積をディーラーに依頼したとき、その見積額に驚愕することでしょう。大径ホイールを選択する際には、維持コストも考慮すべきと店主は考えます。
当店は持込タイヤ交換を主業としていますので、ホイール大径化の傾向は当店に有利に働きます。しかし、タイヤ交換に高額な支出を強いられるユーザーのことを考えると、ホイール大径化について、疑問符を打たざるを得ません。