アルミホイール内側には、タイヤ組み付け後の重量バランスを調整するため、板状のウエイト(昔は鉛でしたが最近はスチール製です)が貼り付けてあります。新しいタイヤを組み付ける際、旧ウエイトを外し、新しいウエイトを貼り付けていきます。当店に入庫する車の半数はウエイトを外した跡をクリーニングしていません。ウエイトは強力な両面テープ(厚さ1mmくらいある)で貼り付けてあるため、ウエイトを外した跡はこのテープのカスがホイールにこびりついています。当店では必ずこのカスを取り除いていますが、そのままにしてあるホイールの多いこと。このカスが放置してあると、バランサーでこの位置にウエイト貼り付けの指示があった場合、クリーニングしないとウエイトがうまく貼れません。ひどいものでは、このカスの上に新しいウエイトが貼ってあることがあります。
ウエイト
カスが放置してある状態
ウエイトを外したばかりの状態
カスをクリーニングした後
プロとしての矜持があれば、このカスは放っておかないはずですが…。タイヤは、命を乗せている最重要部品です。確認作業やクリーニングなど、タイヤ交換には時間がかかります。安心安全をウリにすべきで交換時間の速さをウリにしてはいけないのです。
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